近年、引抜業界も素管の供給から抽伸・取出・矯正・切断と全自動化が進んできております。私たち藤岡工作所では、そのようなお客さま方のニーズに対応した最新型全自動機の開発にも成功しております。
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- 建築のビル等にも使用されるコラム材(角パイプ)を本体フレームに採用
- コンクリート基礎に頼ることなく、機械本体フレーム一帯構造で剛性を確保
- 減速機を機上一体構造とする独自のトルク吸収システム
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- 引抜チェーンを水平に配置したシンメトリー設計
- デュアル型でありながらもクランプ装置による上方向からの製品(ワーク)取り出し
- 本体フレームがコラム材であるため、清掃メンテナンスが簡単
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- 確実なワーク移動のためのクランプ装置の採用
- ワークのハンドリングを無くしたワークフローの一新
- キャリッジによるプラグ自動挿入方式
デュアル型 | |
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水平デュアル式(藤岡工作所オリジナル) | |
本体断面模式図 | 機械概要 |
水平デュアル式はデュアル式と同様の原理で引抜中心線とチェーン中心とを同一直線上とし、ワークランプとにより、ワークの供給・取出を上方から確実に行います。また従来のワークフローを一新し、ワークの供給・吊芯挿入・引抜抽伸・取出を全自動化しています。まず、ワークランプにより引抜位置まで素管供給をおこないます。次に素管の吊芯挿入をキャリッジによりおこないます。この際、ダイスプレートが上下し、吊芯挿入位置へダイスプレートが移動し、挿入完了後、ダイス抽伸位置までダイスプレートが戻ります。引抜抽伸完了後、ワークランプにより製品取出をおこないます。傾斜デュアル式はオペレーター付で半自動化する場合に適応し、水平デュアル式は全自動化する場合に有効であるといえます。 ※全自動化の際、素管供給装置が別途必要となります。 |