私たち藤岡工作所の創造力と技術力をもって開発された傾斜デュアルドローベンチはまさにこれからの新しい時代に相応しい引抜きのスタンダードとなる製品と確信しています。
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- 建築のビル等にも使用されるコラム材(角パイプ)を本体フレームに採用
- コンクリート基礎に頼ることなく、機械本体フレーム一帯構造で剛性を確保
- 減速機を機上一体構造とする独自のトルク吸収システム
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- 引抜チェーンを段違いに配置した、シンプルかつ画期的なデュアル方式
- デュアル型でありながらも製品(ワーク)の払い出しが容易
- 本体フレームがコラム材であるため、清掃・メンテナンスが簡単
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- 5面加工機による高精度な本体フレーム接合(キー溝接合)
- フレーム上面にリニアガイドの取付が可能となり、高い直進精度を実現
- 引抜中心と両側チェーンセンターとが傾斜する同一直線上で一致
デュアル型 | |
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傾斜デュアル式(藤岡工作所オリジナル) | |
本体断面模式図 | 機械概要 |
傾斜デュアル式は、デュアル式をさらに発展させた方式で、従来のデュアル式では、機構・装置の大型化や複雑化は避けられず、従ってその製作コストも高騰する結果となり、また稼動効率的な観点からも改善の余地が多分に含まれていました。 そこで弊社では、引抜中心線を傾斜させることにより、デュアル式同様の直線精度を確保、さらに、引抜後の製品(ワーク)平行移動を容易にした結果、ベットへのコラム材使用が可能となり、機構全体の高剛性化に成功。また、リニアガイドの取付も可能となり、さらに高い直進精度を実現。 なお、弊社では減速機を機上一体構造とする独自のトルク吸収方式を採用しており、通常のコンクリート基礎に頼ることなく、コラム5面機械加工接合による一帯重構造とすることにより、基礎工事省略化を可能としています。これらにより、ワークの直進精度アップ、減速機設置スペースの省スペース化、据付工事の簡素化等、従来のドローベンチの諸問題を改善しています。 |